大正校舎

大正校舎


大正校舎は大正13年に建てられた木造平屋校舎です。 中には天皇の写真を掲げてあった奉安殿もありました。


正面外壁


東西に貫く広い廊下

大正校舎の廊下は現代の学校の廊下よりも広いものでした。これは,雨の日に児童達が朝礼をしたり簡単な体操などをする為の講堂に使われたからです。当時は体育館がまだなかったのです。奉安殿は戦後GHQの通達によって取り払われましたが、その部屋の壁の柱には神社に見られる飾りが残っていました。


奉安殿の中から望む。

半世紀以上の歴史のあった大正校舎は平成9年4月に解体されました。その歴史の重みとは逆に解体は数時間で済んでしまってなんともあっけないものでした。古いスリガラスや柱材はいつか又どこかで使えるようにスタッフが集めました。

新しい大正校舎は3月にほぼ完成になりました。これは、厳密に言うと、修復保存ではなく新築復元になります。新しい材料を使い、以前の外観を復元しています。新しい大正校舎は農業体験施設として一般の方もご利用できます。


この写真は平成10年2月に撮影されました。


完成した新しい大正校舎(大正館)。


広い廊下も復元されました。